認知症の症状③感覚が鈍くなる?

暑さを感じない

こんにちは。父(たーさん)が60歳を目前にして認知症と診断されて今年で16年。
病気の経過を記録して忘れないように、当時の日記から思い出して書いています。


認知症といえばまず物忘れがありますが、他にも色々とありました。
暑い、寒いという感覚が、感じにくくなるのかな?と思います。
たーさんの場合、真夏の暑い日でも必ず長い靴下を二枚重ねて履いていました。
「暑いよね?靴下一枚脱いだら?」などと言ってみても、
「(病院の)先生から二枚履いて寝なさいと言われたやろ」と。
母の方を見る。母、首を振る。(言われてないよね。)
そしてしっかりと肌掛布団を首までかけて寝ている。見るだけで暑い。暑くないのか…
父の寝室にはエアコンがありません。熱中症を心配していましたが、不思議と大丈夫でした。


寒さも感じないのか?

一方、冬。ある日夜中に目が覚めて、トイレに行こうと部屋を出ると。
ピチャン。お風呂の音??
お風呂の電気がついている。消し忘れか?いや、誰かいる、ガラッと開けると…
ひぃーーー!!
たーさんお風呂に浸かってる‼けどお風呂のお湯が冷めてて真水‼こわ…
「え、お父さん?」
「…」
何か問題でも?というような顔。慌てて母を起こしてお風呂から出てもらいました。
風邪でもひいたら大変…と心配したものの全然大丈夫でした。

同じ服を着る

冬からだんだん暖かい日が増えて春らしくなり、着ているものも日によって春物になっていきますよね…普通は。暑いと感じたら一枚脱ぐとか。
でもたーさん毎日冬のまま。
長袖肌着→長袖ポロシャツ→厚手スウェット→冬物ジャンパー。
ズボンのしたにはステテコをしっかりと履いて。
暑そう。母が一枚脱がせようと試みます。

母    「このトレーナー脱ごうか」
たーさん 「なんで脱ぐんか」(抵抗する)
母    「洗濯するからねー」(脱がせようとする)
たーさん 「なんで洗濯するんか、なんでか(怒)」
母    「汚れたからねえ」(脱がせようとする)
たーさん 「寒いやないか!(怒)」(いや、暑いだろ)
なんとか脱がせましたが、しばらくは暴言を吐いていました。
毎日同じ服、同じものを食べる。変化が苦手というか。
人に服を着せてもらうのも嫌がってました。
こりゃあ、夏になったらまた半袖嫌がるだろうなあ。

読んでいただいて、ありがとうございました。

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